【銀行員のメリットデメリット】現役銀行員が解説します
こういった疑問に答えます。
✔本記事の内容
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この記事を書いている私は現役銀行員として働いています。
現役金融OLの私が銀行員のメリットデメリットについて解説していきます。
Contents
銀行員のメリット
まずはメリットから解説していきます。
✔金融知識が身につく
金融機関で働いていくためには金融知識が必須となります。
そのため、最初は勉強しなければいけないことがたくさんあります。
しかし、知識が身につくと自分自身でも身につく知識がたくさんあります。
例えば、私が実際に良かったことは金融商品についてです。
社会人になると、保険や投資信託などの金融商品を購入することも多くなってきますよね。
その時にどの商品が自分に合っているのかを自分で判断できるのは大きいです。
さらに、自分の判断に自身がない場合は同僚や上司に聞いてみると、かなりためになるアドバイスをもらうことができます。
通常であれば、FPなどの専門家にお金を払って聞かなければいけないところを気軽に聞ける人が何人もいるというのは心強いですよね。
しかも無料で。
✔福利厚生がよい(※ただし銀行による)
これは銀行の規模にもよって変わってきてしまうのですが、規模が大きい銀行ほど福利厚生は良いです。
例えば家賃の負担などはありがたいですよね。
それ以外にも慶弔ごとでのお金がけっこういただけます。これは銀行員に限らず、サラリーマンならではですが、やはり現金は何かとありがたいです。
✔社会的な信用がある
いわゆるお堅いイメージの銀行員はそのイメージのためか、社会的信用があります。
例えば、銀行は融資するときにその人を審査をするのですが、その際にどこに勤めているのかは大きなポイントになります。
公務員が最強なイメージですが、銀行員もなかなか強いです。
あとは、大企業に勤めている会社員の方も融資の際には有利です。
✔収入が安定している
会社員である銀行員は毎月の給料と6月、12月にはボーナスをもらえます。
会社員の大きな利点の一つはボーナスだと思います。
毎月の給料はきちんとしはらわれますし、よっぽど業績が悪くない限り、ボーナスももらえます。
ボーナスは『給料の〇ヶ月分』というだけあり、毎月の給料以上の金額をもらうことができます。
毎月の給料+ボーナスをもらえるため、収入が安定しています。
✔いろいろな人に出会える
銀行に勤めているといろいろな人に出会えます。
営業であれば大きな会社の社長や財務の人。
窓口であればその地域の幅広い年齢の人です。
通常生活していたら出会えないような人たちと毎日出会うため、刺激が多いです。
✔女性は働きやすい
銀行員の女性は苦労もありますが結果的には働きやすい環境は整っていると思います。
事務職の方は産休をとって復帰されている先輩方も多いです。
私の感覚ですが、妊娠が発覚しても辞めない人の方が多いなーという印象を受けます。
それはやはり産休育休の制度が他の企業に比べれば整っているからだと思います。
営業職の女性に関しても、女性であるため男性営業よりは優遇されていることがあります。
やはり女性は体力が男性よりはないため、どうしても女性に難しい業務というのはあります。
そういった面では銀行側が調整してくれるため、女性は働きやすいのではと感じています。
むしろ、事務職内の人間関係が煩わしく、営業職に転換してから働きやすくなったという人もいました。
銀行員のデメリット
銀行員のデメリットを解説します。
✔ずっと勉強
銀行員は資格取得しなければいけない資格がたくさんあります。
昇進昇級にも関わってくるためみんな勉強します。
業務が忙しいのに資格の勉強をしなくてはいけないときは時間が足りなくて勉強がいやになることもありますね。
✔休みに駆り出さることも(資格試験が土日に集中する)
銀行というのは地域のイベントに参加することも多いです。
例えば、夏祭りや秋祭りのおみこしなど。
協賛として寄付をすることで参加しなければいけないこともあります。
土日に駆り出され、汗だくになりながら笑顔でお祭りを手伝うことは私にとってはなかなかの苦痛です。
地域のイベント以外にも資格試験が土日に集中します。
そのため、土日が試験日になってつぶれます。
そもそも平日に時間がなく勉強ができない場合は土日に勉強をしなければいけないため、ここでも土日がつぶれます。
✔ノルマがある
銀行業務は営業職でも事務職でも大抵の人にノルマを課します。
営業はそれが仕事であるため納得がいきますが、事務職である窓口の人たちにもノルマはあります。
事務職の場合はノルマも営業ほど高くはなく、達成度に関してもそこまで厳しくはありません。
しかし、やはりノルマを達成しないと支店の数字が悪くなってしまいます。
支店にいるのに数字で貢献できていないというのはなかなかのストレスになります。
✔残業がある
銀行員は残業があります。
働き方改革が進んだことでそこまでの残業はありませんが、ごとおび(5のつく日)や月末、月初などは残業することも多いです。きっかり定時で帰りたい!と思っていても定時に帰れるのは月の3分の1くらい。
✔人間関係が大変
人間関係はどこの職場でも大変かと思いますが、銀行も例外ではありません。
むしろ大変かもしれません。
お局である先輩社員とうまくやりながら、毎年入ってくる新人指導などもこなし、営業さんとの関係も良くしなくてはいけません。
良くしなくてもよいですが、関係がよいと仕事をお願いしやすく、スムーズに業務が行えるため、人間関係をよくしておくに越したことはありません。
結局のところ
✔メリットとデメリットを比較して自分はどう思うか
私は幸いなことに銀行員を続けることができています。
銀行員から転職する人も多いし、フリーランスとして活躍している人も多いです。
ステップアップに銀行を利用して転職するのもよいと思います。
もちろんフリーランスになるのも。
銀行で得た金融知識は何かと使えるし、まじめな人という印象も受ける。
私は副業で現役銀行員だから仕事してくれそうという印象を与えられたため、仕事をとれたこともありました。
銀行員になることのメリットデメリットを紹介してきました。
この記事か少しでも参考になると嬉しいです。