銀行員に向いている人の特徴は?必要なスキルはあるの?
・銀行員窓口ってどんな仕事をしているの?
・必要なスキルはある?
こういった疑問に答えます。
*本記事の内容
・銀行員に向いている人の特徴3つ ・銀行員窓口の1日 ・必要なのは素直で正直であること |
この記事を書いている私は、アラサーの銀行員です。
実際に銀行員をしている私が解説していきます。
Contents
銀行員に向いている人の特徴3つ
一概に銀行員に向いているのは細かい仕事が得意だとか正義感が強いだとか言われますが、実際に銀行で働いていてこの人は銀行員に向いていて楽しそうに仕事をしているなーと思った人の特徴を紹介します。
勉強し続けられる人
これは銀行員でなくとも重要だと思いますが、学び続けられる人は強いです。銀行では入社してからずーっと勉強が続きます。
昇格に必要な試験、法律が変わったことにより必要になった資格など。
若手に限らず、新しい資格の登場などで試験を受けなければいけません。
昇格に必要条件になっていると、合格しなければ昇格できず、給料も上がりません。
勉強し続けられる人は有利だと思います。
人と話すのが苦にならない人
窓口業務でも営業活動でも、銀行員というのは多くの人と話します。
優しいお客さんが大半であればいいですが、現実にはクレーマーがいたり、わがままをいってくるお客さんもいます。その時にうまく対応できるような能力があるといいですね。
打たれ強い人
銀行員は現金を扱う仕事のため、ミスが許されません。しかし、人間であるため、新人の頃はもちろんですがミスをしてしまう生き物です。
ミスをしたときは上司から厳しいお叱りをうけることになります。
そのたびに自分に自信を無くしたり、仕事が嫌になることもあります。その時にその辛さを乗り越えられる人は銀行員に向いています。
新人の頃である1~2年目は仕事も覚えたてでミスも多くなりお叱りを受けることもおおいですが、そこを乗り越えられた人は仕事が楽になります。
打たれ強く仕事に取り組み続けられる人は周りの評価も高くなります。
なぜならみんな乗り越えてきた道だからです。
銀行員窓口の1日
私は窓口業務や後方業務など営業以外の仕事は経験してきました。
そのため、窓口業務の1日について紹介します。
9:00開店
まずは店開けですね。
9:00に開店し、お客様を迎えます。
お昼休憩まで窓口応対を行います。
ハイカウンターでは振込や入出金、税金収納、諸届けなど比較的時間がかからずにさばけるものを処理しています。
ローカウンターでは相続、融資、資産運用など個人的で込み入った話をします。
14:00
為替の締め作業に入ります。
15:00にすべての勘定があっているか合わせるのですが、為替は一足先に為替の終了時刻が近づくため先に集計をします。
このくらいの時間は店内も混んでいることが多いため、バタバタしています。
15:00閉店
お店のシャッターを締めて、現金の合わせに入ります。
ここで何かの数字が合わないと合うまで帰れません。
合わないとみんなで原因を探します。
合わない数字を機械で検索するのですが、その数字が自分で見覚えがあると、「自分が何かしでかしたのでは?」とドキドキします。
自分が原因で締め時間が遅れたりすると、その後の仕事ができないものもあるため、自分が原因だった場合は周りに謝り倒します。
店内だけのミスで済めばよいのですが、お客様へお渡しするお金が間違えていたなどとなると、お客様へ謝罪することになるため、余計に時間がかかります。
こうなると立場がなくなります。
19:00店をでる
無事に現金が合うと締め作業にかかります。
伝票の集計や数字の確認。
日中できなかった残りの業務をこなします。
15:00以降に見込み先へのセールスの電話をすることもあります。
窓口でも目標とする数字はあるため、その数字を達成するために休む暇はありません。
よく銀行は15:00以降は何してるの?と聞かれますが、ちゃんと働いていますよ。
15:00以降はお客様の来店がないため、よりこみいった仕事をしていることが多いですね。
銀行員に必要なのは素直で正直であること
銀行員に必要なのはスキルではない
銀行員に必要なスキルは銀行にいれば自然と身につきますよ。
私は細かいことが嫌いで、忘れっぽく自分ではあまり銀行員向きではないと思っています。
しかし、実際に銀行に入ってみて感じるのは環境が変われば自分も自然と変わっていくということです。
新人の頃に学んだ経験から、仕事に関してだけは細かいところまでチェックして確認することが習慣となり、細かくスケジュールをつけるなどして今ではめったにミスはしなくなりました。周りの同期をみていても、最初こそ同じようなことで叱られ悩んでいましたが、今ではそれを指導する立場になっています。
人は環境で簡単に変われ、必要なことは身につくものです。
素直で正直であるとなぜよいのか
素直で正直であることは後から身につくものというよりは、その人がもともともっている性格ですね。
素直で正直であることの何が良いかと言うと、素直であることで会社の人だけでなく、お客さんからも可愛がられます。
分からないことを分からないと素直に認められることが大切だと思います。(分からないと認めたあとはきちんと知識を習得することが大前提ですが。)
新人銀行員は必ずミスをします。
その時に正直に報告しましょう。
恥ずかしいとかまた叱られるからといって正直に言わないと、後から大事になることが多いです。
実際にそういう場面を何度が見てきました。
自分がミスをしたことはいづれバレるため、正直に早めに報告したほうが自分のためにもなりますよ。
銀行員を目指している人がこの記事を読んでいるかと思います。
スキルは銀行に勤めていれば嫌でも身につきます。
それよりも大切なのは素直で正直であることだと私は思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。